規範になれない人【実話日記】

友達100人論 ページ2

これは日記というより、常に考えていることですが……

「友達100人できるかな」よりも重要な教えってあると思うんですよね。


実際、1年生になって友達を100人作るには、1クラス約30名3〜4クラスだとしてもほとんど全員と友達にならなくてはなりません。

少子化の進み具合ではもっと少ない地域もあるでしょう。



友達の定義にもよりますが、「仲がいい」と自称他称するほどの仲になるのは無理ですよね。

そもそもクラス内では話が合わない人もいますし、友人関係に亀裂が入ることもあります。

高校ならまだしも、小中学校で会う人達なんて所詮は同じ地域に偶然住んでいた程度。そんなに都合よく仲良くなれるわけがないんですよ。



筆者の場合、「同じ地域に住んでいるだけ」の全く合わない女の子がクラスにいました。


彼女は合唱コンクールなど、クラスのイベントを積極的に取り組むタイプでした。
時々男子に泣かされてトイレに駆け込むこともあり、その度に友達に助けられ絆を確かめ合う模範的な青春をする少女です。


真っ直ぐすぎる彼女と、神経質で捻くれた筆者は水と油でした。筆者ことバニー芳一はイベントごとでは斜に構えてしまうので……あと恥ずかしながら歌が苦手なので。



でも、それなりに話を合わせて、ちゃんと聞いてあげれば相手もこっちを受け入れて信用してくれたものです。めっちゃ「違うだろ」と言いたい時も、一旦意見を聞いてから「私ならこうかも」と柔らかく伝えるように努めて衝突を避け続けました。

なぜか彼女に「相談を聞いてくれるいいヤツ」扱いされ、結局イベントごとでのアドバイザー的な位置付けに任命されていました。


性格合わなくても、合わせていれば衝突しないもんですね。




それなら「微妙に馬が合わない人とそれなりにやり過ごす」方法を身につける方がよほど実用的に思えます。

……そんな歌を年長さんの幼稚園生が歌ってるの、想像したらちょっとイヤだけど。




でも、それなりにやり過ごす方法って大事だと思うんですよね。「コイツ無理だな」「合わないな」と思っても、全員がやり過ごす意識をしていればクラスは回るしいじめも起こらないはずなんです。

ありもしない「全員での友情」を信じた結果、合わなくなった人間を爪弾きにするより、よそよそしくてもお互いが相手に合わせて受け流す方が余程良いのではないでしょうか？



なおこのクラスは後に無理やり「全員での友情」を作ろうとして崩壊します。

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