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連絡します ページ9

これは「誘う、誘わない」に関わる話、その話と同じ類型の別話です。



筆者には、4年ほど前から仲が良かった友人がいました。Aとしましょう。

Aはクラスメイトの中で、唯一同じゲームしていたため仲良くなりました。2人でそのゲームの二次創作をしてよく遊んでいました。

そこから1年半ほど、クラスが変わってもは仲良くしていました。ほとんど絡みはLINEでしたが、Aが筆者に送ってくるLINEの分量はとにかく多かったです。

会話のきっかけはAからなことが多かったです。気がついたら5件の通知が来ており、1日に計100件話していたことがあります。

Aも筆者も熱意が強いオタクだったので、議論はとにかくながらきました。お互いの時間が足りず「また後で!」となることも多かったです。

Aとする議論はとにかく楽しかったです。




ある時から、Aは連絡して来なくなりました。

筆者はこの事態を「会話の頻度が減ったなぁ、そろそろ熱量が落ち着いたのかな」程度にとらえていたので、しばらくは自分からオタ話を送りました。

そうすると、Aからも全盛期の頃のように怒涛のLINEが届くのです。だから、何もあの頃と変わっていないと思っていました。



しかし、筆者から話を切り出さなければ何も起こらない状態が長引くようになってきました。本当にAは何も話さなくなりました。

正直、かなり焦りました。なにかしてしまったのかと。しかしこちらから連絡すれば、あの時と変わらず話してくれます。

段々自分からばかり連絡するのが嫌になってしまい、しかしここ1年間はたった2回連絡しただけです。4年前から1年半は毎日。今は1年に2回。


Aがこの二次創作界隈に飽きたのかと思いましたが、こちらから連絡した際に話すと、そうではないとわかりました。他の人と作った創作キャラの草案を見せてもらえたこともあります。

他の人と話すなら、ただ「バニー芳一と会話」する優先順位が下がっていた。それだけのことだったのです。


1番よく話していた頃こそ会話のきっかけはAからばかりでしたから、それが嫌になって優先順位を下げたのでしょうか。それとも単に筆者との議論に魅力がなくなったのでしょうか。




今考えてみると、筆者は相当嫌な人間でした。

自分からばかり話しかけるのは嫌なのに、それを相手にさせていた。立場が入れ替わったら「不安だ不安だ」と焦る。
当時の筆者は、なぜ自分がしたくないことを他人にさせていたのでしょうね。やっと気がつきました。

連絡しないと

カフカの小説→←何をもって人間”的”か



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設定タグ:日記 , 実話 , エッセイ   
作品ジャンル:エッセイ/日記, オリジナル作品
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バニー芳一 - アイスクリスタルさん» コメントありがとうございます!今後も不定期で続けていきます。お気に入り登録も評価も嬉しいです。ありがとうございます (3月14日 19時) (レス) id: be5118262c (このIDを非表示/違反報告)
アイスクリスタル(プロフ) - とても言葉の使い方がお上手ですね。お気に入り登録と評価させていただきました。あまり無理のない範囲で更新頑張って下さい! (3月14日 17時) (レス) id: f3df70ac44 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:バニー芳一 | 作成日時:2024年3月8日 1時

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