✍ しんそう ページ2
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〔 しんそう ⇨ コネシマ 〕
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〈 あおいろ 〉を先に読んでから、いらして下さいね😊
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久し振りに見た彼女の姿は、誰が見ても男性な筈なのに、俺には女性にしか見えなかった。目が合った時、彼女がにこりと微笑むので、俺は彼女から目を逸らす。今日、彼女の犯した罪の全てが明らかになる。何故、女装をして男性を殺害したのか、自分と同じ会社に働いていた女性を殺し、殺した女性の名前を名乗るのか。
傍聴席を見渡すと、此方を見る丸眼鏡を掛けた男性が座っていた。恐らく、記者だろう。今回の事件を報道する様々なメディアを拝見したが、絶妙に的を射ていないメディアが多い印象だった。だからか、最近の多くの国民はメディアに期待していない。どうせ、彼の書く記事も安っぽく、在り来りな噂の使い回しなのだろう。
ぼんやりとしていると、気付けば裁判は始まっていた。人定質問が始まる。彼女が何を話すのか、多くの人間が耳を澄ました。
「 氏名と生年月日は？ 」
裁判官のこの質問は、大きな意味を持つ。裁判における、ただのルールや規則のひとつではない。今迄、彼女が名乗らなかった本当の名前を明かすのだ。
「 波多遊太、1999年9月23日生まれです。 」
今迄、彼女は、否、彼は自分の名前を被害者女性の名前として名乗っていた。その姿は悪魔にそっくりであったが、法廷にやって来た女性的な振る舞いより、自身の本当の名前を名乗ってからは、ちゃんと男性の様に見えた。
「 本籍、住所は？ 」
彼は淀む事無く、すらすらと自分の本籍と住所を話し出す。今迄、彼と様々な対話を行って来た俺でも、驚く様なスムーズっぷりだった。
「 職業は？ 」
「 アニメーション制作会社の会社員です。 」
続いて起訴状朗読に移る。検察官が起訴状を朗読して、彼が何をしたのかをこの場で話すのだ。彼の犯した罪は、殺人が5件。一酸化炭素中毒による殺人が3件。死因不明が1件。絞殺が1件。争点となるのは、死因不明の殺人事件。
今迄5人も殺人を犯した犯人は、基本的に死刑に掛けられて来た。だから、彼も死刑囚の候補であると考えている。だが、問題がひとつあった。
「 本日、精神科医の河系( かけい )先生に居らして頂いています。河系先生、お願い致します。 」
彼の弁護人に紹介された俺は、証言台へ立った。
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紗枝(プロフ) - Sさん» こんばんわ。コメント有難う御座います！此方こそ、応援して下さり、とても嬉しいです☺ 最近、ひとつひとつの作品に掛ける時間が長くなり、更新頻度は絶望的になりましたが、頑張って更新したいと思います。これからも宜しくお願い致します🤝 (7月20日 2時) (
レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
S - 続編ありがとうございます🙇♀️これからも応援してます (7月19日 7時) (レス) id: 3cdb4a4830 (このIDを非表示/違反報告)
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