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洋画が大好きな私にとって、将来の夢は英語教師か通訳者だった。色々考え抜いた末に、通訳者を選び、大学も外国語関係の学部に受かった。全ての夢が叶うとは思っていないけれど、常にベストを尽くし、後悔をしないで生きていきたいと何時も思っている。
「 そっちは、推薦だったんでしょ？ 」
「 まさか、取れるとはって感じ。続けてくしかなくなった。 」
スポーツ推薦で大学に合格したショッピは、勉強が嫌いだからスポーツで補った感じはある。でも、互いに無事に進路が決まり、この箱から飛び出す事が決まったのは、祝福するべきだ。例え、この箱を飛び出してから、関係性が変わってしまう可能性があるとしても。
「 卒業おめでとう。 」
「 そっちこそ。 」
「 これからも…… 」
自分の声が震えている事に気付き、涙をグッと堪えた。泣かないと思っていたから、自分が今、とても泣きそうな事に驚いている。寂しくなるなんて、想定していなかったのに。
「 これからも、私と一緒に居てくれる？ 」
高校生ではなく、大学生になれば、見える景色も感じる物事の価値観も、全てが大きく変わってしまうだろう。別の大学に進学する事になったし、ショッピは実家から遠いからひとり暮らしを始めると言っていたし、今迄とは違う出会いが山程ある。
もし、私より可愛い子とショッピが出会ってしまっても、私は踏み込めないのでは無いかと、不安に思っていたのだ。ショッピは私の言葉に、軽く鼻で笑い、何時ものショッピに戻った。
「 当たり前やん。俺が、Aから離れられると思ってるん？ 」
すっかり泣き出してしまった私に、ショッピは焦る事も無く、想定の範囲内だと言いたそうな顔をした。そして、私がバレンタインにチョコレートと一緒にプレゼントしたハンカチを取り出し、私に渡す。
「 そっちこそ、面食いやから心配やわ。俺よりイケメンの先輩が居たら、ホイホイ着いて行っちゃいそうで。 」
「 着いて行かないよ。ショッピ以外、格好良く無いもの。 」
わんわんと泣き出す私に、ショッピは優しく頭を撫でてくれた。
子供には見えなかった世界が広がった時、人は変わってしまうと思う。成人をすれば、お酒や煙草、ギャンブルの権利が与えられる。
そうなると、今の様な子供の付き合いは飽きられてしまうかもしれない。
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紗枝(プロフ) - Sさん» こんばんわ。コメント有難う御座います！此方こそ、応援して下さり、とても嬉しいです☺ 最近、ひとつひとつの作品に掛ける時間が長くなり、更新頻度は絶望的になりましたが、頑張って更新したいと思います。これからも宜しくお願い致します🤝 (7月20日 2時) (
レス) id: ed8861063f (このIDを非表示/違反報告)
S - 続編ありがとうございます🙇♀️これからも応援してます (7月19日 7時) (レス) id: 3cdb4a4830 (このIDを非表示/違反報告)
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