Close but not the same (ページ2)

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CHART:Ⅱ ページ2

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今日は朝から体が重く体調が悪かった。

それでも熱が無かったから無理をしなければ業務はなんとかこなせると判断して、市販の薬を飲んでマスクを着けて出社した。
しかし、午前中子供達とのレクリエーションを終えた頃にはかなりしんどくなっていた。

子供達を見送ってから片付けをしようと立ち上がろうとしたら足元がぐらつく。
テーブルに手をつき荒くなる息を整えてどうにか平静を装って立ち上がったところでふいに声をかけられた。

｢A、大丈夫？あなた今日体調悪いでしょ。｣

視線の先には同じグループの先輩がおり心配そうに私を見る。

『……大丈…』

｢じゃないね、真っ青な顔してる。最近休めてなかった様だし今日はもういいから帰りな。｣

『でも…』

｢無理して倒れられた方が大変だから。体調整えることも仕事の内！｣

『…すみません。じゃあ、甘えさせてもらいます。』

最後まで業務をこなせないのは少し心残りではあったが、自分自身でもちょっと無理していたのも本当であとは任せる事にした。

｢病院なんだし、辛かったら診てもらってから帰りなね。｣

先輩の言葉を背中で受けてスタッフルームへと戻る。

エプロンを脱ぎ、手早く荷物をまとめようとしたが気が抜けたのか急に体の熱が上がった気がする。
さっきよりクラクラする。

『本当に診てもらってからじゃないとヤバいかも…。』

つぶやきながら私はその場に倒れ込んだ。